安心と信頼のオランダ産ポーク  オランダ農業振興会

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オランダの農業―世界第2位の農産物輸出大国

 オランダは、アメリカに次いで世界第2位の農産物輸出国です。農産物の輸出額は728億ユーロに達し、オランダ全体の輸出額の17・5%を占めています。生産される農産物の約70%がEUおよび世界各国に輸出されています。チーズをはじめとする酪農製品、ポークなどの畜産品、トマト、ピーマンなどの野菜栽培、チューリップやバラに代表される園芸など、農業の各分野で世界やヨーロッパをリードする存在です。
 日本との比較で国土面積は約9分の1、耕地面積は4分の1、農業人口も約7分の1でしかないオランダがなぜ農産物輸出の大国となり得たのでしょうか―そこには『Small Country・Great Partner』のスローガンの下で、絶え間ない技術革新を続け、豊富なノウハウを蓄積してきたことがあります。
 また、オランダの農業・食品産業分野の科学的で高度なシステムは、世界に先駆けてさまざまな基準を作り出す役割を果たしています。『Passion for better food』―オランダのアグリフードビジネスはいま、生産量の増大よりも品質の向上と環境や動物福祉に配慮し、より安全で、より健康的な食品を、持続可能な体制で生産することに情熱を注いでいます。
参照=在日オランダ王国大使館HP http://japan-jp.nlembassy.org/

    

オランダの畜産―酪農とともに重要な位置を占める豚肉

 オランダの酪農品では「エダム」「ゴーダ」に代表されるチーズが有名です。原料乳を生産する酪農が盛んなため、副次的に生産されるヴィール(子牛)についても定評がありますが、酪農とともに養豚・豚肉産業も重要な位置を占めています。
 2011年の食肉用家畜のと畜頭数は豚1,400万頭、肉牛53万頭、子牛150万頭、羊70万頭となっています。国民1人あたりの年間の食肉消費量は86.3kgで、このうち豚肉が41.8kgと約半分を占めています。もっとも、オランダで生産される豚肉は約7割がEUおよび世界各国に輸出されています。EU27カ国における豚肉輸出量の国別割合でオランダは13.8%(2010年・欧州委員会統計)を占め、第3位のシェアを誇っています。